マサラチャイを毎日のように淹れている (a.k.a. 最強のミルクパン)
きっかけのマサラチャイキット
それは、何の気なしに失効寸前のマイレージ*1をマサラチャイ体験キットに交換したのが始まりでした。
ここ2年ほどインド料理屋に頻繁に行っており、チーズナンやカレーを楽しんだ後にチャイを飲むことが多く、これまで家で飲むためにインスタントマサラチャイのようなものを買ってみたりはしたのですが、味が全然違っていて満足していませんでした。
届いたものは本格的なものでした。
内容物は次のようなものでした。
- 数種類のホール(粉になっていない、そのままの)スパイス
- それを手で砕くためのスパイスミル
- アッサムCTC茶葉(Crush, tear, curl、つまり潰して破いて丸めた状態のもの)
- それを量るためのティースプーン
今回これに従って淹れてみたところ、お店のようなチャイができました。ホールスパイスを砕くという部分がインスタントとの決定的違いということが一口で分かりました。
長期休暇も佳境に入り、スパイスを砕いてインドチャイを淹れる毎日を過ごしている pic.twitter.com/AgNpny5Von
— na2hiro@95連休後 (@na2hiro) September 28, 2021
徒歩圏内のインド食材屋と、量産体制
定価4000円ほどのチャイキットがものの数日でなくなり、いざ買い足そうと近所のインド食材店に行ってみることにしました。こちらは以前から存在は知っていましたが、オフィスビルのような建物の2階でやや入りづらい感じ入ったことはありませんでした。入ってみると、スパイスがとても安い。成城石井の4分の1くらいの値段で売っています。たまたまYouTubeで見た埼玉のチャイ屋さんもこの店をオススメしていました。東京は便利な街だ。(以下はオンラインショップ)
2000円もかからずに全スパイスを揃え、1ヶ月間以上チャイ飲み放題状態。(実際のところ牛乳代もスパイス代くらいかかっています)
また、スパイスを手で潰すのは疲れるので、ミキサーを使うことにしました。硬いものを砕くための硬い刃が付属していました。これでチャイの量産体制ができました。
絶対に(?)吹きこぼれない、焦げ付かないミルクパン
毎日作り続けていると、調理器具の不満がたまります。いくつか試してみて、次のような結果になりました。
- 普通の鍋:時々吹きこぼれる。コップに注ぐときにこぼしまくる
- Amazonで買ったミルクパン:油断するとすぐ吹きこぼれる。焦げ付いて皿洗いが大変
- ロシア人御用達のмолоковарка:完璧
молоковарка(牛乳調理器)とは?こんな見た目です。
この鍋が特別なのは、層が二重になっており、鍋内部に水を入れて使う点です。火にかけると、鍋の中の牛乳やチョコレートなどの温める対象のものは、熱せられた水によって熱せられます。熱せられた水は循環して対象物を比較的まんべんなく温めるので焦げ付かないですし牛乳の場合は吹きこぼれません。また、水が沸騰した場合には、突起の部分が笛になっているので音でわかるというセーフガードつき。
乳製品に親しみの深いロシアの人々にとっては当たり前ものもらしいです。
これを探すのは大変でした。ロシア語で探すと簡単にショップが見つかるのですが日本への発送が可能なサイトはなし。結局Amazon UKで購入し、価格2000円、送料4000円で合計6000円もかかりました。パッケージはポーランド語で書かれていました。
かれこれ2週間以上使っていますが非常にいい感じです。中に水を入れすぎた時は笛が鳴る時にお湯が吹きこぼれることがあるのですが、IHで火が消えるわけでもないので特に気にしないでやっています。
こんなに便利だしそんなに作るのが難しくもなさそうなものがなんで日本で売っていないのか、というのは、単純に日本人があまりミルクを熱さないからなんでしょうかね。
吹きこぼれに悩まされているチャイ同志(いるのか?)のために、買ったもののリンクを貼っておきます。
今日の音楽
この記事を書いていた時に聴いていた音楽はこちらです。
プロコフィエフ ピアノ協奏曲第三番